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蓮昌寺は岡山における代表的仏教寺院で、著名な法華経の伝道者大覚大僧正に帰依した富山城主(後に金川城主)松田元喬により一三三三年(正慶年中)に創建された。寺号を蓮昌寺と称するのは、彼の法号に基づくものである。もと、岡山城中榎の馬場にあったが、岡山藩の覇者が、松田氏から宇喜田氏、小早川氏へと変転するにしたがい、境内地も二転三転と移り変わり、それが現在の地に落着いたのは、一六〇一年(慶長六年)のことであった。

それ以来、二万四千坪におよぶ広大な境内地に七堂伽藍を完備、四十八ケ寺もの末寺を有し、中国一の大道場としてその偉容をほこっていたが、一九四五年(昭和二〇年)、戦火によって、十八間四面の大本堂(国宝・桃山時代)や三重塔(国宝・南北朝時代)をはじめとする、すべての建造物・文化財を焼失した。だが、諸天の加護とでもいうべきか、寺宝である「大まんだらさま」だけは、その災をまぬがれた。

それから二十年、仮本堂で再建準備にとりかかり、一九六八年(昭和四三年)春、ようやくにして新本堂の建設がなった。











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