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蓮昌寺はいわゆる備前法華の中心道場として栄えた日蓮宗の巨刹で、山号を仏住山、主院を龍華樹院と号する。かつては檀家七干を有したといわれ、一万坪におよぶ境内地には国宝の本堂をはじめとする七堂伽藍が萱を並べ、その偉容を誇っていたが、惜しくも、第二次世界大戦の戦火で灰焼に帰した。しかし、寺宝である大曼茶羅(日蓮宗宗宝・岡山市重要文化財)だけは、その難を免れた。


開山は龍華樹院日像聖人。その高弟大覚大僧正が備前地方弘通の瑚、これに帰依した備前の領主松田左近将監元喬により、光厳天皇の正慶年中(一三三二〜三四)あるいは、後村上天皇の康永三年(一三四四)に創建されたと伝えられる。寺号を蓮昌寺と称するのはその法号に基づく。

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